「モニターって色々あるけどよく分からない」
「モニターって得意、不得意があるの?」
「欲しいけどどれを選んだらいいか分からない」
という方向けの記事になります。
PCのディスプレイモニターと言っても、
大きさ、サイズ、種類、色々ありますよね。
一度購入すると中々買い替えられるものではない必需品!
失敗しないモニター選びをできるようにいたします。
目次
おすすめモニター【用途別5種類比較】
型番 | メーカー | おすすめ用途 | コメント | サイズ |
GigaCrysta EX-LDGC242HTB | GigaCrysta | ゲーム | リフレッシュレート144Hzの性能ながら、料金もリーズナブル。 | 23.6インチ |
XB273GXbmiiprzx | acer | ゲーム | 応答速度0.1ms リフレッシュレートは最速クラス240Hzの高性能機。 | 27インチ |
JN-VT4300UHD | JAPANNEXT | 映画 | 4kHDRに対応 リフレッシュレートは60Hzありゲームも可能。 | 43インチ |
34WL500-B | LG | 書類作成 | ウルトラワイド特有の画面の広さ、HDRで色鮮やか。料金が格安。 | 34インチ |
P2419HC | DELL | 書類作成 | ウルトラワイド特有の画面の広さ、HDRで色鮮やか。料金が格安。 | 23.8インチ |
ここまでで、「おすすめ!」と言われただけでは分からないですよね。
では選ぶにあたって何を見ればよいのでしょうか。
- 何の用途で使用するか
- ディスプレイモニターの種類
- 光沢の有無
- モニターパネルの種類
- モニターの金額
今回は上記の5点について説明します。
何の用途で使用するか
沢山の種類があるディスプレイモニター。
一番重視することは、まず何に使用するかです。
基本的にモニターは映像美、映像反映させるまでの反応速度、文字が見やすい色味、などがあります。
ディスプレイモニターの種類
モニターの種類にはスクエア、ワイド、ウルトラワイド、曲面(湾曲)モニターなどがあります。
それぞれにメリット、デメリットがあり一長一短です。
また、実際設置する環境に置いてみたら
「書類が見にくくなった、」
「スピーカーが置けなくなった、」
ということもありますので、メリット、デメリットを良く理解したいところです。
スクエア
画面比率4:3のモニターのこと。企業や学校でよく見る型。ほぼ正方形のように見えます。
- メリット:画面が小さい。場所を取らない
- デメリット:大体の動画コンテンツ比率が16:9のため、動画が見づらい
ワイド
画面比率16:9のモニターのこと。地デジが普及してから一般的になった。横長の長方形です。
- メリット:画面が大きい。テレビ、YOUTUBEなど大抵の動画コンテンツはこの比率のため、動画視聴に最適
- デメリット:スクエアよりも場所をとる
ウルトラワイド
画面比率21:9や、大きいものになると32:9にもなります。
ワイドを更に横に伸ばしたものが該当します。
- メリット:画面を大きく使えるため動画編集など作業を行うのに便利。ゲームをするのにも通常より画面が広いため没入感が得られる
- デメリット:場所をとる。金額が高いものが多い
曲面(湾曲)モニター
画面が弧を描くように湾曲しているのが特徴です。目から画面までの距離が一定に保たれているため、湾曲していないものよりも更に没入感が得られます。
ワイド、ウルトラワイド、どちらでも湾曲しているものがあります。
- メリット:画面を一定の距離で見られる。没入感が得られる
- デメリット:高額。湾曲している分、場所をとる
光沢の有無
VAパネルが一番光沢があります。それ以外のパネルには大きな差はありません。
※一部で光沢を抑えたモデルや光沢を追加したモデルがあります。
光沢液晶
蛍光灯など反射しやすく没入感が下がることがあるが、コントラストが高くなります。
画質重視の表面処理です。
非光沢液晶(ノングレア液晶)
反射は少ないがコントラストが下がります。なので、目に優しく疲れにくいです。
モニターパネルの種類
大まかに液晶パネルと有機ELの2種類に分けられ、液晶パネルは更に3種類に分類されます。
液晶パネル
液晶パネルにも様々な種類があります。
様々な特徴がありどれも一長一短です。
購入するモニターのパネルだけでもしっかりと理解したいところです。
IPSパネル
- 最も一般的なパネル。視野角が広く、様々な角度で観ても色飛びが起きにくい
- コントラスト比が低いため鮮やかさに欠ける
- 画質を気にしない方向け。(作業やゲーム向き)
- 豊富な種類で幅広い性能、価格が選べる
様々な形状のモニターに使用されています。
TNパネルより反応速度は劣るので注意が必要です。イラスト制作、写真編集をはじめとする作業全般に向いています。
VAパネル
- コントラスト比が高く鮮やか
- 視野角が狭く正面以外では色飛びが起きやすい
- 画面に光沢があるものが多く、鏡面のようになりやすい
- 応答速度がやや遅い
- 金額が高いものが多い
視野はTNパネルよりもやや広いですが、反応速度は遅い為、ゲームにはあまり向いていません。視野角が狭いですが、高コントラストで映像が綺麗に映りますので映画鑑賞に向いています。
TNパネル
- 応答速度が速い
- 残像が少ない
- 金額が比較的安い
- 視野角が狭い
- コントラスト比が低い
色表現性が低く視野角も狭いですが、反応速度が速く低価格です。
普及率が高く選択肢も豊富にあります。
反応速度が速い事からゲームに向いています。
有機EL
- コントラスト比がとても高い
- 視野角が広い
- 消費電力が少ない
- 焼き付きが起こるため、ゲームや作業には向かない
- 高価
- 種類が少ないため選択肢が限られる
他のパネルとは発光方法がそもそも違い、ドット1つ1つが発光するため、画面がぼやけて見えるようなことはありません。
圧倒的なコントラスト比で映像が綺麗に見えますが、劣化しやすく、画面の焼き付きが起きやすいです。
その点から、同じ画面を表示し続けるゲームや作業には不向きです。
モニターの組み合わせ
種類が分かったところで、「この組み合わせのモニターが欲しい!」というイメージができたと思います。しかし実際には販売していない組み合わせもあります。
表にまとめましたので参考にしていただければと思います
光沢の有無に関しては有機ELのみ非光沢がありません。
ー | ISPパネル | VAパネル | TNパネル | 有機EL |
スクエア | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ワイド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ウルトラワイド | 〇 | 〇 | 〇 | × |
曲面 | 〇 | 〇 | × | その他 |
モニターの金額
モニターの金額は本当にピンキリとなっておりますので、まずは自身の用途に合ったモニターを選択することが重要です。
間違ったものを購入してしまうと性能が合わず使用したときに不満が出てしまいます。
その中でご予算に合った最高のモニターを見つけましょう。
Amazon限定
ここからは余談になります。
Amazonのサイトを見ていると「Amazon限定」という商品を目にすることがあります。
こちらはその名の通り、Amazonのみで販売している限定モデルです。
安さが売りですが一部で店頭モデルよりも品質が悪いという声もあります。
LGの場合、色域に違いがあり見劣りするようです。一概に悪いとは言えませんが可能性はあるようです。
ネガティブキャンペーンとの見方もありますが飛びつき買いは避けたいところ。
Amazonのセールも含め魅力的な物ではありますが良く考えてから購入しましょう。